エバーグリーン


バス専門のルアーメーカーのため、雷魚用フロッグは一つもありません。ただし、針が曲がりやすく、バーブが付いていることをのければ、当然雷魚に流用しても可能で、結構ラインナップも豊富で、どこの釣具屋でも手に入りやすいので、便利です。ライギョとバスだったら、どう考えてもバスのほうがシビアな戦略が要求されるはずなので、デプスもそうですが、雷魚メーカーよりかなり考えられて作られているなと感心したりもします。ただし、所詮はバス用。でかいフロッグがありません。ちょっと雷魚ロッドで使うには軽すぎるなぁと思う今日この頃です。

あと、カラーによっては皮がすごい剥がれるものとかあって、フィルム溶着がメインですが、ソリッドやマーブルのマテリアルを使ったほうが色落ちしなくていいんじゃない?と思ったりもする今日この頃です。


キッカーフロッグ
私の持っているエバグリフロッグの中で最も小さいものがこれ。ジギングロッドで50以下の小型から70UPまでオールラウンドに釣り上げた歴戦の勇者。ただし、小さいだけあって、飛距離は全然飛びません。雷魚ロッドで投げると、軽すぎてキャスト精度が悪いです。

3種類使いましたが、左側の毒々しいカラーが最もつれました。

ただし、当時の私はアイの抜け防止の手段を知らなかったため、

フッキングでアイがこのようにずれてバレることが多かったです。


キッカーフロッグ ダディ

キッカーフロッグの少し大きめのバージョン。ただ、バスを釣るだけなら、とんでもないヘビーカバーをわざわざ狙ったりしないだろうから、これはある意味雷魚向きのものとも言えます。大きさで言うと、アマガエルが若干大きくなった感じです。アイの下部分が船底みたいになっていて、ウィリーしながらのアクションが特徴的です。

中型くらいの大きさなので、飛距離も普通に稼げて、雷魚ロッドでも十分使えます。

写真で写っている3つのなかでは向かって右側のファイアーカラーのものがアタックを比較的多くとってきてくれて、成績がよろしいです。

ただし、これもキッカーフロッグ同様、アイのズレが深刻なので、アイの抜け防止対策を施す必要があります。


カバーウォーカー
スミスでいうところのアルガスソックリなフロッグです。アルガスのところや、ウィップラッシュのLDムルヨンでも強調しましたが、私は細長いフロッグはスキではありません。1年目に写真の右側のカラーで一番使いましたが、あれよあれよという間に、皮が剥がれていってご覧のとおりです。ただ、皮がはげるとやりこくなりましたw新品はかなり硬くてフッキング悪いです。釜ゆでチューニング必要かもしれません。

当然、細長いので二軍です。


ポッパーフロッグ
エバグリのテスターといえばバス相手にライギョ並みのフッキングをするので有名な菊元俊文さんですが、彼がプロデュースして作られたのがこれ。2006年出来立てホヤホヤのものを購入してみました。驚く事にこのフロッグはシーリングする必要がありません。何もせず、開封直後に使えるのです。オモリは最初からフックに固定されてます。エアホールも最初からラバースカートのところに空いており、普通に空気が抜けてくれます。バサーを意識して、チューニングレスモデルにしたんでしょうか。私もバスから入った口なので、「改造しないと使えません」には参りました。当時のワタシなら、これを選んだと思いますw

というわけで、チューニングレスなこのモデル、フロッグで一番重要なフッキングですが、かな〜〜〜りGOODです!皮がやりこくて、デブなため、バイト時の凹みで針がきれいに出てくれて、フッキング抜群w

私はダンゴが好きなのでラバースカートは即外して使用しました。

ただチューニングがしにくいのが欠点でしょうか。なんせフックホールが小さいですから、ばらしにくい。あと、60くらいの雷魚で針が曲がりました。塗装はカバーウォーカーと同じくドンドンはがれていきます。飛距離もあまり出ず、ダディ以上カバーウォーカー未満というところ。フッキングのよさとポッパーを多用することから現在でも一軍入りw

チューニングデータ
ウェイトデータは16g30度浮きってところです。ポッパー系は垂直浮きにするとポップ音と波紋が出しにくいので、水平〜45度浮きくらいがいいです。


ダーターフロッグ

フィッシングショーOSAKA2008で発見。同年10月にデビューという遅すぎる発売のフロッグ。なんとポッピングで斜め下に潜り、底の魚にもアピールするという新機能を搭載。

実際に使ってみると、確かに今までのフロッグにはない動き。ポッピングで斜め下にもぐって浮くの繰り返し。そしてポッピング2連発したらアオリQのようなダート!フローティングミノーとエギを足して2で割ったような感覚。

しかし・・・

もぐる代わりに浸水していき、だんだん浮くスピードが遅くなる。5回くらいポッピングすると沈没。

さらにアゴがしゃくれており、こいつがウィードを拾う拾う。これは雷魚ゲームで使うフロッグではありませんね。 バス番組でバス用フロッグを使っているところを見る限り、バサーって、マットカバーではなくて、オーバーハングの下とかブッシュの奥とかをフロッグで狙っているんですよね。雷魚はヒシベットみたいなマットカバーですから、このフロッグは雷魚には向いていないと思いました。

ただ、バス用に設計されているため雷魚用に比べると一回り小さく(スナプルが少し長くなったような感じ)、吸い込みは抜群に良いです。針はポパイ強靭4号でジャストフィット。豆雷魚の即アワセでこの位置にフッキングです。


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