シャドウライズ二度目のリメイク
いや〜、ガイド一個へずるだけで、あねーにヘニョヘニョになるとはおもわなんだ。
色も黒にするんじゃなかった。地味だし、市販ロッドみたいだし。
というわけで、
もう一度リメイクいくわよ!
まずは、お決まりの、ブランクが抜けない事件(汗)裏技なんですが、ガムテをバットに巻きつけ、握る部分を太くした状態でねじると外れますwシークレットでお願いします。
続いて、ケレン。スレッド外して、ガイドとっぱらって。
そのとき!デザインナイフの角度ミスって、思いっきりブランクをザックリ(涙)しかしね。リメイクやってたらよくあること。こんなもん気にしてたらリメイクなんかできひん!塗装して、下巻きしたら問題なしなんですわこんなもの。気にしない気にしないwリメイクで最も気をつけるのは、トップガイドを燃やさないように抜くことでつ。
続いて塗装剥がし。ロックリムーバー2発で完全OK。今更細かく紹介することもあるまいて。今回はバット部のネームは残すつもりなので、境目にマスキングして、
逆さにすること。なぜ逆さにするかというと、ロックリムーバーがタレて、ひょっとバットにつくと、ネームが溶けるからでつ!
でもって、ケレン後、800番で水とぎして準備完了。バット部のマスキングはサランラップで。境目はニットーマスキングテープ。ウレタン用マスキングテープはニットーと3Mがありますが、ニットーのほうが薄くて重ね巻きでも粘着しっかりしていてスキです。が、なかなか売ってないので困りまつ。
さて塗るべした!前回、丸吹きアリーズがことのほかプラサフ塗りやすかったので、PCジャンボを丸吹きキャップにしました。PCジャンボは、キャップを変えるだけで平吹き、丸吹き変更できる、すごく便利なガンで、大好きですwんなガン、PCジャンボくらいしかなかろうて。
塗りました。ちょっと塗料の出をしぼりすぎたかもしれません。トリガーアジャスタを絞ると垂れるリスクが少なく、霧もきれいなのですが、やはり、ユズ気味になるのが厄介で、何度も塗り重ねてて、ユズ回避しようかと思ったら、塗り重ねるんは、白に白を塗り重ねるのでなかなか分かりにくく、やるなら2発くらいで仕上げるつもりで、トリガーアジャスタをセッティングしたほうが良いです。が、それがムヅイんだけどねwwwアジャスタをいじらないと、PCジャンボというか、オリンポスは塗料が一気に出てしまって一発でタレるので、ワタシはアジャスタを絞り気味にしたほうがいいと思いました。ちなみに塗装方法は、左手でブランクを回しながら右手でガンを吹き付ける、ゼスト方式です。
良い感じじゃ〜ん!?やっぱりPCジャンボはサイコーでつ。
で、その後掃除でゴム手が溶けました。ラッカーシンナー使っていたら良くあることなのですが、ゴム手はニトリルゴムとラテックスと使っていますが、断然ラテックスの方が強くて、ニトリルゴムはあっちゅうまに溶けます。ちなみにこれはラテックスです。
で、続いてベースコート。前回黒で失敗しているので、今回はモチロン白。リールの塗装で調合したチャンピオンシップホワイトが残っているのでコイツを使います。本来なら完全にかんそうさせてから足付けしてベースコートなのですが、めんどいので、足付けなしでやります。ってか、今までの経験上、ヘタに足付けすると、ペーパー跡が残ってしまい、逆に出来栄えが悪くなると思います。
でもって、プラサフは厚めに塗る必要があるので丸吹きでしたが、ベースコートはプラサフよりも乾きが遅く、厚塗りはタレるリスクと、濃い薄いのムラが出やすいので(プラサフは粉が多いため、薄くても隠ぺい率が高く、ムラになりにくい)、薄塗り均一のための平吹きキャップに変更です。
これもいい感じにぬれましたwこれもゼスト方式ですが、最初はタレを恐れるあまり、トリガーアジャスタを絞り気味にしました。しかし、白のプラサフの上に白を塗るのが、どうにもこうにも、ぬれてるかどうかの判断がつきにくく、アジャスタを絞っていたら垂れることはあまりないんですが、ユズ→ツヤのユズ時間がすごく長くて、引き際が逆に分かりにくくてタレのリスクが出てくると思いました。結局吹きながら、アジャスタを緩めながら塗料の出を良くしてみると、ツヤが出た瞬間が分かりやすくて、よかったです。だもんで、ベースコート塗るときは、アジャスタは結構空けたほうがいいような気がします。タレが怖ければ、ちょっと距離を置いて吹き付けていって、砂吹きのように塗料がのったら、若干距離を詰めて、一気にユズ→ツヤに持って行き、ツヤが確認できたらサッサと引くという塗装を心がけたほうが良いです。じゃないと、ちまちま重ねぬりしてると、明るい色は塗料が乗ったかどうかが分かりません。
でもってトラブル。なんとエアホース外したら、カプラからエアが出っぱなしやがな〜。SK11のマークが入ったカプラですが、2,3回しかつことらんで。ボロイ!
でもって塗料が大量に余りました。で、シンナー入れたままですが、2液はシンナー入れていても固まるか実験。余裕で固まります(汗)歩留りわるい〜
でもって早速、パール塗装。練習結果(パール塗装参照)から3コートパールにします。パール粉は、バイオレットパールにします。紫の粉ね。シャドウライズは、グリップのチェックを紫にしており、これにあわそうというもくろみwだけど、練習でやったパール塗装ではパール粉がたくさん入ると色が変わることが分かりました。私は、原色のソリッドが好きなので、なるべくならパールを強調させたくはなく、気持ち吹きかけるくらいで、アクセント的な塗装を狙います。
そしてモイッチョ改善。保護目がねを変えます。以前は山本光学の耐シンナーゴーグルでしたが、
このタイプは、顔から出る水蒸気でスグ曇る。1分もしないうちにウェスで拭かないといけないので、結局いつも途中でゴーグル外して裸眼塗装。これはNGです。
下側のポリカカーブレンズにしました。これだとカーブレンズでミストからの保護になるのと、水蒸気が隙間から抜けてくれるので曇りません。まぁ、上のゴーグルに比べると隙間が多いので、保護力は劣るけど、上のゴーグルは結局曇って、裸眼塗装になるので、それよかマシです。
でもって、パール粉は少なめにしました。クリアはマルチトップのQRです。前準備の実験で使ったクリアがQRだったんですが、前こだわっていたSHと大して変わらないと感じ、入手しやすい安い、硬化剤はパナロックと一緒(HFハードナー)と、至れり付くせりのクリアなので、今後はこれを使っていこうと思います。
でもって、前準備で、ゼスト方式でパールを乗せると、ムラが出やすいことが分かったので、今回は久々のスクワット塗装。どうせ後からクリア塗るので、ユズ覚悟です。
塩ビパイプに突き刺して、直立させ、上から下に向かって吹きつけ、終わったら、ぬれてないところをクルリとまわして同じように上から下に向かって吹き付ける。スクワットしている間に前の塗膜が乾き気味になってしまうので、ユズになるという、Jraidenの塗装で気づいた失敗塗装方法ですが、むらが出にくいのがメリットで、パール塗装には適していると思いました。
で、ツノの向きも変えました。スクワット塗装は、ブランクに垂直に吹き付けていくので、ミストは、水平に広がるようにしたほうがムラなくミストがブランクに当たるはずです。だもんで、ツノの向きを水平にして、対応することにします。
で、吹き付けていきました。が、驚くことにユズになってない!?なんで!?
写真じゃ全然分からないんですが、タレてないし、ユズにもなってないし、ま、完全にユズ回避できとんか?と言われると完璧じゃないけど、素人にしてはなかなかの塗膜なんですわこれが。
パールもムラなく、それでいて早めに見切っているので、太陽の光が当たると、わずかに紫パールが輝くくらいの控えめなアピールで、これが求めていた色ですっつー感じです!
なぜか?
というのを考えたわけです。
スクワット塗装がダメ!というのは、Jraidenの時に決め付けました。
が、Jraidenはソリッドベースコートです。
ベースコートとクリアだったら、乾燥時間は雲泥の差。クリアのほうが指触乾燥は無茶苦茶遅いです。ということは、ベースコートでスクワットしてたら、塗ったところが乾いていて、後から吹き付けたミストがユズとなっていたわけですが、クリアは乾燥が遅いから、スクワットしている間でも、前の塗膜が乾かなくて、それでいて、ユズにならないくらいのなじみを維持していて、それがユズを回避していたのじゃないでしょうか?
となると、
前言撤回で、
クリアはスクワットが良い!ということになります。
となると、作戦変更。
間を空けて吹き付けてもOKな塗膜なので、塗装のリスクってのがかなり減ってくれて、今までクリアに悩んでいただけに、うれしすぎる誤算です。
ちょいと間を空けながら、重ね塗りして、ジロジロと塗膜を見ながら、ユズが消えたら吹きつけ終了という作戦で行くことにします。
でもって、もうひとつ作戦を練りました。
それはスクワットの向きです。一般的にはスクワット塗装は、上から下へです。
しかし、人間の動きの構造上、
スクワットするスピードは、かがめばかがむほど早くなりまつ。もし、この動き通りにガンを吹き付けると、上から下にいくにしたがって、ガンがスクロールするスピードが速くなります。が、実際はブランクっちゅうもんは、上が細く、下が太いです。だもんで、下に行くほどスクロールさせるスピードを落とさないと、均一な塗膜にならないのです。だもんで、ティップからスクワットしていき、一番ツライ空気イス状態のところをゆっくりとかがまないといけないわけです。
この対策として、かがんだ状態から吹きつけ、立ち上がる、逆スクワット塗装を提案しますです。
人間は、しゃがんでいる状態から、ヨッコラセと立ち上がるとき最も力が要るので、ゆっくり。半分立ち上がったらあとはひざをまっすぐするだけなのでスピードはアップします。つまり、逆スクワットは、最初が遅く、後からスピードアップする動きなのです。ガンもこの動きに連動させると、バットに吹き付ける時間は長く、ティップに吹き付ける時間は短くなり、均一な塗膜になるじゃろうと思った次第ですハイ。
→→で、逆スクワット塗装〜!
良い感じです!タレないし、塗り重ねていっても、ユズ→ツヤになってくれますwww
う〜〜〜っすらと紫のパールが見えますか!?これがいいんですよ〜!ベースコートの色を殺さずに、さりげなくパール。これがワタシの理想の塗膜です!とはいえ、まだまだユズ気味の部分も多々あるので、修行が必要だけんど(汗)
で、ここでガンにトラブル。
ミストが下向きに出ます。
となると、ニードルが上向きに曲がったか、ツノが詰まったかだと思うんで、
丸吹きキャップに変えて様子を見てみました。
すると、丸吹きはまっすぐ出ます。
となると、原因はツノのつまりなので、
ノズルをしばらくラッカーシンナーの中に漬けて置きました。
で、試し吹きしてみると、問題なし〜w気持ちいいくらいきれいな霧が出ます!音がきれいですよね!?良いガンは音がシュ〜っとするらしいですよ!悪いガンはザーって音がするらしいです!
で、ブランク塗装は終了〜!あとは1週間くらい置いておいて、完全乾燥させれば終わり!
ただし、屋外塗装のどうしようもない点なのですが、ブツがかんでますね〜。あと、カットでミスったこのキズもしっかりと残っていますよw異物のそばです。写真じゃ分からないですが(汗)
でもって、
グリップの改造も進めます。
グリップは自作で、エバ+エバ+コルクだったのですが、シャドウライズ2ndジェネレーションがコルクになると、逆にエバにしたい!というわけで、
このコルクをエバに変えます!
で、いつものようにコルクを剥がして
ロックリムーバー。いつもは2回で完全に落ちるんですが、こいつは90分エポつこたやつですが、30分エポより明らかに頑強で、5,6回ロックリムーバーやらないとびくともしませんでした。
で、組み立て作業。内径17mmのEVAを切ります。
で、ペーパー上でクルクルしながら、平坦に整えていき、
面取りを行い、(120→320→600→800→1000)
ただ、足付きチェックが入らないので、
デザインナイフで適当に内径を広げて、
こんな感じでOK。ただしよーに見ると、斜めになっていたりします。完璧には出来ません。旋盤が要りますね〜。
で、EVAの間にリングを入れて、後半EVAもセットして、位置を出して切ります。
ただ、誤算で短くなってしまいました。カッターで切ると、どうしても垂直にならずに、ペーパーで研いでいる最中に思いのほか削れてしまい、短くなることがあります。
だもんで、気合一発ブランク側を切りました。ダイヤモンドカッターで一撃です。
で、5分エポキシではみ出ないように仮止めします。
で、続いて新兵器。業務用のEPO01です。
これをEVAの内面に塗りたくり、
クルクル回しながらなじませながら、アルコールで拭きましたw
そして昔作った、グリップ溶着装置(シャドウライズグリップ製作参考)で両端からテンションをかけます。EVAは変形したまま固定されてくれるので、こういう風に両端からテンションをかけながらエポキシ硬化を待つと、若干ナナメだった切り口が真っ直ぐなって溶着してくれて見栄えが良くなります。
で、1日待って完成wいい感じですwシャドウライズを買ったときは標準が安っぽい灰色EVAだったんで、コルクが欲しかったですが、2NDジェネレーションになってからはコルクが標準になったため、今度はEVAにしたくなったとこういうことですw
で、なぜEP001を使ったかというと、
EP001ってね、エポキシのクセに硬化後、グニョグニョして、はがれるんよ。つまり接着が弱いの。
だけど、
タコロッドでやる限り、接着された内面はびくともしません。つまり、セメダインなんかの硬いエポキシに比べると接着強度は落ちるが、使用上は問題ない強度で、しかも、はみ出たエポキシが剥ぎ取りやすいというわけなんです。
これ見てん。EVAに垂らしたヤツですが、剥ぎ取れるんよね。
コルクも同様。
内壁のエポも取れます。
それだけじゃありません。グリップ作業では、はみ出たエポキシはこそぎとる作業が必ずありますが、
アルコールで拭くと、EVAは塗れて黒くなり、拭き残りが分からなくなります。気づかず硬化してしまうと、
こんなふうに、グリップが白化してしまうんよね。これは素人ビルダーの宿命ですが、
EP001だと、指でこそぎ落とせてしまうわけw
ってか、こんな状態でものくんで、拭き取る手間自体がなくなるんですけどねw
ただし、やはり絶対的な強度は弱い。
雷魚ロッドでこれを使うのは初めてだもんで、いけるかどうか、人柱的な実験でもあることを忘れないで下さい。強度調査でもあるわけです。
ただし、注意点があって、完全硬化してしまうと、EVAもコルクも、ペリッとはがれなくなります。まぁ、強度的に、コルクやエバが先に壊れる強度が確保できているので、パイプ接着剤につかっても問題はないような気がします。
でもって、ブランク部分の作業を進むクンです。
でもって、もはや写真jまーったくわからんとですがね。ユズってるんです。サキッチョほどユズってます(汗)
だもんで、研ぎ出しすることにしました。800→1000→1500水研ぎです。
これも全く写真じゃ分かりませんが、ツヤが消えています。
で、このたび、新兵器導入。プラモ屋で見つけたハセガワトライツールのスーパーポリッシングクロス!いわゆる、研磨布というやつで、コンパウンド作業が楽になるみたいwww1260円もしましたが、
なるほど。無茶苦茶きめが細かくて、すごいサクサク磨けました。
ものの10分でこんなものwこれは便利でオススメツールです。ティッシュやキムワイプでやると破れるんですよね。洗って何度も使えるし便利です。
でもって、続いてガイドセッティングなのですが、コンパウンドの残渣をのけるためにアルコールで拭き取ります。
でガイド選定w
で、今回はまたまた市販雷魚ロッドではやってないことをやったりますwまずトップガイドはMN6−2.6!シャドウライズはクリーク用なのですが、使うリールがスピードマスターが一番!ということがわかりましたwで、バスリールなので、PE6号限定なので、トップガイドを小さくしてキャスト精度を上げてやろうという作戦wちなみに通常の雷魚ロッドはトップガイドは8か12でつ。
となると1番ガイド以降も絞るんですが、
使うガイドはKWガイドで、このKWガイドはフジの気合の現れか、ラインナップがすごい!
ごついガイドは刻みが大きいんですが、こいつは6、7という特殊サイズまでラインナップwで、6、7のKWガイドなんて見たことがないので、2個とも取り寄せて選定してみました。一番左のガイドはシャドウライズ純正のLN8です。そこから右へKW6、KW7となっております。KW6はフレームが細くて、LNに近い感じなんで、7だったら安心してやり取りできそうなので、7を選定することにしました。
で、サイズは、6-7-7-7-8-8-8-10-10-12の10個。前回1個減らして9個にしてやりこくなりすぎたので、10個に戻すことにしました。純正と同じですが、ガイドサイズは1個落としています。これもキャスト精度を上げるためですwカラーはオールEカラーです。
で、7以外はリサイクルなので、ラッカーシンナーにドブ漬けして前作ファイナルジェネレーションのエポキシを落とします。
その間にベンチグラインダーで7のガイドの足削り。
で、シンナーからガイドをのけてみると、エポキシはグスグス・・・・!?って、ガイドのメッキはげてない???
シンナーに漬けてないものと比べると色が明らかに明るくなっています。なんで不動態がラッカーシンナーで剥離するの!?
そして作業開始。まずはトップガイド取り付けから。スプラインを出してトップガイドを付けるのですが、Jraidenのリメイクで良い方法を見つけたので今回はその方法をやります。まず、スプラインですが、ティップを見ながらまっすぐになっているところを探すわけですが、市販ロッドの場合、だいたいネーム部が上になるようにセッティングされています。で、以前はこの根元からトップにスプラインのマーキングを移動させていたわけですが、なんせ長いので、上に行く途中にぶれるぶれる。で、スプラインがあってるか確かめようったって、根元からティップを観察しても、ティップのマーキングがどこかわからんので、確かめようがない。
だもんで、トップにマーキングを移動させるやり方はやめ。ネーム部がだいたいスプラインなので、Y支柱でネームが上に来るように置きます。
で、そのままトップガイドを上向きにして接着。
5分エポで接着するのですが、
で、押し込むだけ。接着剤をトップガイド内部に充填させる関係でまわすので、スプラインがどこかわからなくなりますが、ティップからバットを観察して、まわして、ネーム部が上になるようにして、トップガイドを上向きにあわせば、それでスプラインが合います。
で、はみ出たエポがMNトップの場合、ローライダーの足の付け根にたまって、こそぎにくいので先の尖がった綿棒をアルコールに浸して取ればきれいに取れます。
ハイこれでトップガイド取り付け完了w
で、続いてガイドセッティング。ハリコタイガーと全く一緒の方法だもんで、割愛!ガイド置きながら、上が下より長くなる感じで、マジックでマーキングしていき、セッティングを出す。
結局セッティングはこの通り。10.0-10.5-11.0-120‐130-150-160-170-190です。大体テキトーですこんなもん。上が下よりも長ければ、曲がり方がおかしくなることはありえません。ただし、ベイトはベンディングでラインがブランクに干渉する可能性があるので、若干ガイドの間を詰め気味にする。以上です。
さて、ラッピングに入るのですが、毎度毎度、スレッドのヨリに悩まされていて、いわゆる、こーゆーやつなんですが、
それを回避するために、きった板に釘ぶっさして、そこにスレッドを入れて、回しながら巻いて行く方法を考えてやってみたんですが、
症状変わらずで、
なんでかというと、出した糸がヨレるので、必要以上のスレッドは出てもらっては困るのです。
結局、ボビンの前にこういうスレッドテンショナーをセットしないとダメみたいでつ。
で、これはミシンのパーツに違いないと思うので、探してみると、「上糸調子器」と言われる部品みたい。で、手芸屋に逝ってみるも、そんなもん売ってなくて、
結局ヨリに悩まされながら巻きました。
前回のファイナルジェネレーションでは、シングルラッピングのもろさにやられて感じなので、当然全ガイドダブルラッピングです。ライギョでやりこいロッド使うなら、ブランクがギシギシいうのなんてしょっちゅうなので、ダブルラッピングにしておいて間違いはないです。
で、下巻きですが、ガイドを置く位置に、マーキングをしていて、それを目安に化粧巻きを追加する方法でやったりました。
で、スレドパターンの解説ですが、紫のメタリックAで5巻き。そこからゼニスのトリムスレッドを巻いていき、ガイドを置く位置で、金メタAをトリムでかませて8周。それからトリムスレッドに戻り、終わりは紫メタリックAで5巻き。最近のロッドは、スレッドはなるべく短くしてスリムにするパターンが多くて、ワタシもそのパターンでやっていたのですが、今まで作ったロッド全部それなので、いい加減飽きてきたので、長いスレッドをまくことにしました。また、KWガイドを使う予定なので、KWガイドはフロントフットがリアフットに比べて短いので、スレッドを長めに巻いたほうが見た目が良いので、そうすることにしました。
で、塗装のマスキング部分の真上にもAスレッドを巻くため、できるだけマスキングの跡を消したほうがきれいにいきます。だもんで、水研ぎ。これは600番の耐水ペーパーです。
でバットガイド部分のスレッドですが、かなり長く巻かないといけないし、ケツのほうを手で支えてまわすのは重くて手がだるくなるので、この部分だけはラッパー使って巻いたほうが無難です。これだと休憩しながら巻けますから便利です。
で、バニッシュナイフで隙間を整え、
全下巻き完成。これからコーティングに入ります。
んで、コーティング終わりました。が、スレッドのアラがひどい・・・・。Aスレッドを長距離巻くようなパターンは難しいなぁ。しかも、こーゆーアラって、巻いた時はわかんなくて、コーティングの途中で分かるパターンが多くて、なかなかです。市販スレッドはACDしかないですが、ピンストライプみたいな化粧巻きするならAスレッドがいいんだけど、こーゆー、長距離ラッピングするときはAスレッドは苦手です。といっても、Cスレッドだと粗すぎるし、なんでBスレッドがないのか不思議です。こういう長距離を細いスレッドで巻くためのBスレッドという細さのスレッドのあればいいのになと思ってしまいます。
で、いつもの修正。両側きをマスキングして、抜き跡の凸をデザインナイフで落として、タミヤの目詰まりしにくいヤスリで平坦にして、あとは、800番のスコッチブライトで足付け。
そして二度目のコーティングはいりました。何度もいいますが、このコーティング作業台はナイスアイデアです。まず、準備が早くて、5分もあればコーティングに入れます。
で、コーティングは、抜き跡の処理が甘いところがあって、ちょっと厚めにコーティングしました。
で、今は12月なんですが、夜になるとガイに冷え込んで、いつもは、寝る前にコーティングして朝立てかけて、3日間乾燥させるのですが、
エポキシは5度以下になると反応しないってのがあって、また、厚めにコーティングすると、乾燥時間が肉薄よりもなごかかって、乾いたと思っていたコーティングが、立てかけることにより、下に移動して、下ぶくれのコーティングになってしまうという悲劇を経験したことがある(バーニング釜タマ参照)ので、一晩で絶対タレないくらい乾燥させたいわけで、寝る前に、1時間のエアコンタイマーをセットしました。温度は30度に設定し、確実にタレないように手を打って寝る事にします。人間いない部屋にエアコン前回でタイマーかけるのなんて、ロッドビルダーくらいのものでしょうねw
で、コーティング完了。いったん薄塗りした後、これじゃ薄すぎると思って、粘性の上がってしまったエポキシを追加。しかし、そうすると、粘性が高くなりすぎており、エア抜きがなかなかできんくて、
執拗に加熱したところだけポッコリとたるになってしまいました。特にティップ側。大失敗。
でもま、もうどうしようもないので、次のカテにします。新型のスレッドテンショナーの動きは良好wサクサク作業は進みますw
で、前回のシャドウライズのKWガイドコーティングで勉強したんですが、スレッドが短いと上のフットのところが球状に近づくため、今回は長めのスレッドにすることにしました。いつも短めのスレッドなのでオールド風ですw
で、巻き終わったので
コーティング。
で、次の日見てみると、
嗚呼!
なんじゃこりゃ〜!?
スレッドが泡まみれ!
薄塗りでやった後、抜き跡の処理対策で粘性が上がったエポキシを薄塗りの上から塗って、エア抜き。
(抜き後カッターで削るから、1回目のコーティングで厚塗りしたほうが後が楽)
しかし、粘性が上がったエポキシはなかなかエアが抜けない!
長く熱したら消えるけど、今度は別のエアが出てくる! 沸騰???
応急処置でランプで気泡は消したんですが、次の日の朝ドライモーターから外したら、じわじわと気泡が出ていたようで、気泡地獄です。
ダブルフットガイドの1発目のコーティングで、いったん抜けたと思ったら、後から気泡が出てきていて、気泡が残ったままエポキシが硬化してしまった事件のスレッド版です。
スレッドに染みた後にスレッドの隙間からエアが出てくるんでしょうか。
今回は初めて長いガイドスレッドのコーティングをやりましたが、長いスレッドコーティングをやる時は、シャバシャバになった状態のエポキシを塗ったほうがいいですね。以前、断念しましたが、薄め液を使うのもいいかもしれません。アブの塗装で使った東邦の薄め液はジャストエースの薄め液と違ってあんまし臭くないし。一発目のコーティングはシャバいほうがガイドのフット下にも入っていきやすいし。だけど、うすめ液入れた状態でエア抜きして火はつかんのかな???
兎に角、次回のスレッドコーティング1発目でうすめ液やってみたいと思います。
で、修正修正wやすりで削ったりカッターで削ったりして、気泡の跡を消していきます。
がいに修正加えたところなんてこんなに削っているんですが、おそらくエポキシ上塗りで分からなくなりますw
で、コーティング!
3回で仕上げようと思ったんですが、2回でいい感じになりました。
これから3度目を行くべきかいかざるべきか・・・・・。ワタシ的にモッコリが好きなのでボテボテに塗るんですが、今回長いスレッドパターンにしているのでこれくらいの薄塗りの方がいいかも・・・。
コーティング後→削った修正跡は完全に消えましたwスレて白くなっていてもエポキシ上塗りしたら、OKOK〜
で、結局、
スレッドにネームいれしようと思って、やることにしました〜。テプラでカルトグラフデカールに白文字転写!
とはいえ、
7番ガイドよりティップ側は、すでにモチモチ一歩手前なので、キャンセル。
8番以降はまだいけるかな?という感じなんで、8,9,10、ジョイント部のスレッドコーティング限定にします。フロントの足のモッコリ感が違うのが分かりますかね?上側のは、フロントが凸になってますよね?
で、スレッドに水転写!3rd Generation!
いつものように、東邦の2液ウレタンでデカールを薄くコーティング。
その後、エポキシコーティングへ。ライトフォーミラね〜
良い感じにぬれましたwww
これにてブランク側は完全完了!
ネーム部のコーティングは良い感じに出来ましたwww
しかし、若干、ほんの若干ですが、フット上部のスレッドのところがモッコリすぎです。
これは若干下の方がモッコリになりすぎ。上下同じくらいの厚みにするのはかなり難しいです。フデ使いといいましょうか。気泡を抜いた後のエポキシの整え方にかかっているんですが、これがなかなか・・・・。もしかしたら、ドライモーターの回転スピードが遅すぎるのかもしれません。今使っているのは5RPMなのですが、10RPMのモーターを使ってコーティングしたらどうなるか、やってみたいでつ。
続いて、
グリップの改造に入ります。とはいえ、メインはクリークのライトゲームなもので、グリップは短いほうが取り回しがよく、自作グリップは70cmもあって長いので純正をつかって作ろうと思いますw
上のほうで70cmのタックルオフグリップを分解して組みなおそうとしていますが、クリーク専用のショートロッドにしたろうと思い始めたので、グリップも短いほうが使いやすく、したがって、純正グリップを分解して組みなおすことにしました。
純正のグリップはうれしいことに17mmのリールシートが付くので、パーツの幅がすごい広がりますwバス用パーツまで選べるのでかなりかっこよくできることうけあいですw
普通、リールシートが内径18パイ以上になると、極端にパーツの選択肢が狭くなります。雷魚ロッドは大体18〜なもんで、パーツを選ぶことが出来ません。22とかになると、もうチェックくらいしか選択の余地がなしです。だもんで地味なロッドが多いということはここだけの秘密にしてくださいw
これが純正グリップなぜリールシートが外れているのかというと、リールシートの外し方というところでこれを外したからです。なんのタイトルだっけか???でもって、これが短いから流用しますです。
でもってバットキャップがついているのですが、これを外します。カッターでゴムを切っていき、
プライヤーで引っぺがしたら終わり。コルクアーバーでかさ上げしていますね。
で、いつもどおりEVAを削り取り、
チェックはニッパーで切り、
ロックリムーバー。珍しく、リールシートのところは部分的にコルクアーバーをかましています。
他は、コアテープってとこですな。
で、ペーパーを150番→400番できれいになったので終了w
塗装するので、カーボン柄の模様が凹凸の邪魔になるんですが、さすが市販品。極薄柄だもんでほとんど凹凸がありません。
さて、塗装に入りますですw
いつものように、スタンドで真横にして塗装w今回はPC206でふきつけますです。
PC308にくらべてミストが細かいので、タレる心配は少ないのですが、代わりにユズ→ツヤになるのに時間がかかりすぎているように感じます。もう少しトリガーアジャスタを緩めてもよかったかも・・・。
で、影に注目して欲しいのですが、左から太陽が照り付けていますよね。すると、ブランクの上から塗膜を確認しやすくて塗装がしやすいです。
一方、太陽を背にして塗装すると、ちょうど自分の影が重なってしまって、塗りにくいです。
だもんで、必ず、太陽の位置がブランクの横になるようにスタンドを立てなきゃいけません。
で、塗り終わってみたものの、ブツがかんでますね〜(涙)
それ以外は、タレもなく、ユズもなく、いい感じなんですが、ボテっとしすぎたところがあります。厚く塗りすぎたかな〜ムヅイ。
ここから、パーツ選定に入ろうと思ってマタギのカタログとにらめっこなんですが、さすが17サイズのグリップパーツは豊富で目移りするわいグヘヘヘ。
でもって、グリップパーツを選んでたら、、、、、
おお!
ACSリールシートがあるじゃないの〜♪
前、讃岐の夢でつこたけど、なかなかつかいにくかったけど、やっぱ、市販雷魚ロッドがいっこも採用してないので、またチャレンジしてみよかなとおもって、再チャレジ決意!でもって、このACS、KDPSフードナットがあるじゃないですかwwwいわゆる、EVAごとまわして固定するタイプのヤツで、最近のロッドはだいたいこれです。
このKDPSフードナットも雷魚ロッドで採用しているモデルが一個もないため、
雷魚ロッドで一個も採用なしコンビで、ACS−KN17を採用することにしました。
で、ACSの色は、ホワイトにする予定ですが、穴が開いている関係で、当初、DPS17をはめるつもりで、無塗装にしようと思っていたけど、ACSを採用する関係で、
ブランクの色塗りが必要になってきました。ACSを白に塗るので、穴のところは、反対の黒に塗って、パンダカラーにしようと思います。
だもんで、再塗装で塗ってなかった場所のプラサフを追加で吹きます。
マスキングを外して、2トンの段差をペーパー当てて処理。
でもって塗装いくべした!PCジャンボ206です!
うすく塗って、乾くの待ってまた塗って、
だんだん2トンの色を同じにもって行き、
ま、こんなもんでいんじゃねっつーことでwだって、ベースコート塗るしwww
というわけで、次は、リールシートの場所決め時に黒い部分をどこまで塗るのか、白い色をどこまで塗るのか決めてからベースコート塗装に入ります。
続いてベースコート。ベースコートはブランクにあわせて、チャン白。で、ACSの設置面だけは黒に塗る予定ですが、黒はどの色でも上塗りできるので、先にチャン白を塗っておこうという作戦です。
で、白の上塗りで白を塗るのが、同色の上塗りでツヤがでた瞬間が分かりにくく、今まで苦労していたのですが、最近思い始めたのですが、屋外塗装は、風の影響がでるため、チビチビぬっていては、風でミストが吹き飛ばされて、ユズ→ツヤになる瞬間が分かりにくく、それが塗りにくい原因のひとつではないかと考え、そうなると、今まで少しずつ塗り重ねる方法よりも、一気に薄く塗って、30秒くらい乾かして、2度目3度目を塗るほうがいいんではないかと思い、
かなり高めの圧で、トリガーは絞らないで、塗料が出すぎるときは少しガンの距離を離して吹くことを心がけるようにしました。ちなみに圧はこんな感じ。結構高い圧で、ワイドにドッと塗料が出る感じです。ちなみに塗料はパナロックチャン白20ml、硬化剤HFハードナー3ml、シンナー20ml+ハジキドメ1滴です。
で、塗り終えたのがこれですが、
これは合格です!この方法が一番いいかもしれませんw
そして、長かったマタギ欠品から、ようやく商品が届きましたw
今回はACS17のKDPSナットを付けることにしましたwACSーKN17ですw当然、雷魚ロッドでACS採用は市販ロッドではないし、KDPSナットも雷魚ロッドで採用しているモデルはありませんw
でもって、初めてラージチェックのFD−1チェックを使うことにしましたw当然、EVAもFD1専用w
ただ、分からないのが、リールシートの位置セッティングで、長いフードナットにすると、リールシートを一杯まで締めても、上がスカスカになるんですよね。こうなると、上部はガクガクになります。
ブランクの長距離コーティングにも干渉するし、どうすんだろ!?
と思って、釣具屋でKDPSナットを付けているリールを見てみると、
全部パイプのサキッチョにねじ山の先が来るようになっていました。だもんで、このセッティングにすることにしました。
となると、フードナットは短いほうがガタついて、ブランクに干渉するトラブルが少ないので、短いEVAにすることにしました。
っつーわけで、切ります。長さのアタリを付けて
マスキングで位置を出して、
ルーターダイヤモンドカッターでスパッとカット!ヤスリで面取りして、
フィッティング。いい感じですw
で、新兵器のEP001業務用をタップリつけて、
接着w
さすが少々はみ出たり、手についてEVAに薄く残ったりしてもこすればのきますwww
で、強度ですが、問題ないと思うけどな〜。こればかりは実戦に投入してみんとわがんね!
で、リールシートの位置が決まったので、詰める長さを決めます。ショートロッドでバスリール装着で、片手で操作できるようにしたいので、長すぎるバットエンドはいらん!というわけで、ヒジのところでパイプを切ります。
マーキングして切断w
あとはヤスリで整えてOKw
で、続いてEVA。マタギ取り扱いのアンドリューのEVAにします。これはウィードフリーカーリメイクで使用したのですが、凹みがなかなかグッドなのですw
で、ワインディングチェックがはみ出るので、はみ出ないところで切断wペーパーで平坦にします。
あとは足が入るところをカッターで広げて、5分エポキシで指クランプで無理やり真っ直ぐに修正しましたwこれもEP001で!といきたいところなんですが、EP001は、可使時間が40分もあって、長いからやりにくいのよね。5分とEP001を使い分けての使用がいいと思いました。
あとはEVAリーマーで穴を17パイまで広げて
セット。で、リアグリップは、ウェーブ形状のにしました。バランサーを入れるかどうかを決めるので、一番最後にセッティングします。全体像としてはこんな感じ。ただ、当然、リールシートは塗装するので、まだ工程は続きます。
リールシートの塗装
まずは、OHによってベタベタになったグリスを落とします。ラッカーシンナーでエアブラシを拭きまくりです。
で、テストテスト。問題なし。
さて吹きます。リールシートを適当なパイプに突っ込んで固定。これで上からでも下からでも吹き付けられます。これはリールシートのねじ山の凹みを塗るために上下から塗る必要があるからです。
で、塗ります。キホンは塗りにくいところから。トリガー→ねじ山→全部という具合に塗っていきます。
で、ねじ山は裏側が塗れないので、反対側に持ち替えてねじ山周辺を吹きます。
しかし、トラブル。じんましんのようなブツブツが出ています。
不思議なことに、
はみ出たブランク側はプツプツは全く出ていません。
つまり、PPのリールシートの上だけ、プツプツが出ているのです。
なんででしょう???
これもトータルTで質問してみると
プラサフはよくこうなるそうです。もともとが下地を隠蔽させるために粉が多いペンキで、ダマが出来やすく、そいつが吹きつけられるとこういう症状になるみたい。他にも、被塗物距離が遠かったら、プラサフは無茶苦茶乾燥が速いので、空気中でミストが固まってしまい、固まったミストが当たってこういうふうにもなるみたい。その対策としてはストレーナーで吹きつけ直前に濾すことと、乾燥の遅いシンナーを使うこと。今は冬用シンナーですから、これを夏用シンナーにすることとストレーナーを使うことを心がけたいと思います。
して、3月までには仕上げたいので、プツプツはクリアでごまかせるでしょ〜というわけで、
次いきます。パナロックのホワイトです。
で、吹きました。これはプツプツは出ません。
プラサフはツヤなしですが、ベースコートはツヤありです。これをもしプラサフを塗らずにベースコートを塗ると、ところどころで、ムラが出来ていて、そこが下地が透けるんですよね。ホワイト系の明るい色は、プラサフ必須です。とりあえず、これでプツプツは目立たなくなりましたw
で、スグに黒を吹く予定だったので、分解洗浄せずに、適当にシンナーを吹いて、シンナーをためた状態で次の塗料を配合しました。
で、ゼットブラックをテストしてみると、なんと、塗料が出たもんじゃないです!!!ブチュブチュいって、まるで、エポキシ塗料の薄めが甘かったときのようです。これは全然ダメ。
で、分解洗浄してみると、復活しました!やっぱし、1回1回分解洗浄しないとだめですね〜。空気キャップ、ニードルが真っ黒でした。
で、黒で何を吹くのかというと、
カーボンパイプ。これはシャドウライズの純正パイプですが、ACSをチョイスすると、ブランクの覗き穴が出来るので、その部分を黒にしたいのです。だもんで、塗りました。
距離が少ないから簡単wでも、ところどころユズっぽくなっています。やっぱ、ブランク塗装は0.3mmじゃ無理がありますね。ブランクは0.6mmくらいのノズル径がないとムラが出来やすいし、塗膜も整いにくいです。ブランク塗装は長距離を一気にふけないとユズ地獄ですね〜。でもま、ACSの穴なんてチョットしかないですし、カーボンパイプなモンで、向きもないから、関係なしですね。
で、リールシートの色塗りに戻ります。次は色作り。
紫を作ります。ディープブルーとシンクレッドを混ぜて、
紫にしますが、濃いので、明るくします。
白を加えると明るくなります。
最終的にはこんな感じです。グラデーションかけるのでかなり薄くしました。パナロック3ml+0.4ml+シンナー5ml+ハジキ止めです。
で、エアブラシの練習でやった「線」をうまく描くために、シンナー量と吹きつけ圧を調整します。
吹きつけ圧が高いと、こんなふうにブチュッ!となってしまい、
圧が低いと、霧が粗くなる。
また、色が濃くても、ブチュとなってしまいます。圧は高めに、色は薄めにするのがキモです。
霧をキレイにしつつ、ブチュッとならないようにセッティングしなきゃいけないのです。
で、トリガーを引きすぎると、ブチュッとなってしまうため、ニードルアジャスターで保険をかけます。
んで、スタンドでリールシートを固定。エアブラシはキホン、両手でやります。そのほうが安定するから。右手でガンを構えて、左手で右手の手首を支える。そのため、リールシートを持つことが出来ないため、このようにスタンドで固定してやらないといけないのです。トリガーワークと動き。どのくらいの距離で、どのくらいトリガーを引いて、どのくらいのスピードで手を動かすのか、そして、トリガーはどこで離すのか。これらが融合して初めて線がかけます。ベタ塗りとは難易度が全然違います。シビアなんです。
こんな感じに、ACSの尖った部分をトレースしていきます。
若干遠めにした後、近づけながら線を調整。遠めにトレースした後、近づけてその線を濃くするという感じです。
クルクル回しながら、左右対称にトレースしていきます。
最終的にはこんな感じ。
で、続いてクリア。クリアは0.3mmじゃ小さすぎるので、0.4で吹きます。クリアはちょっと塗って、しばらく待って、またチョット塗って、という具合に繰り返して段々とツヤを出していきます。というのも、クリアはベースコートに比べて渇きが遅いので、タレやすく、また少々塗り重ねの時間をとっても、ユズがナミツヤになる余裕があるため、1回の吹き付けでより乾きにくいほうが都合がよく、1ツブ1ツブが大きいほうが失敗なくいきやすいのです。でもって、リールシートはいびつな形なので平吹きよりは丸吹きの方が都合が良いので、アリーズSGA6104をチョイス。久々のアリーズ出動です。
で、最終的にはこんな感じに出来上がりましたwかっこいい〜!こんなリールシート、市販はおろか、オリジナルでも見たことないばいwww乾燥時間は1週間とります。
パイプにつけるのが楽しみ〜www
で、今からつけるわけですが、ACSなので、
穴からパイプが覗いているのでこれがかっこいいんですよね〜w
ただし、これは一筋縄ではいかない技術を必要とします。接着剤がこの穴のフチにへばりつくとみっともないんですよね。
こうなると、どうにもこうにもとりにくい〜。特にエッジにはみ出たエポキシを100%取るのは不可能ではないでしょうか。
というわけで勉強。ロッドビルディングパーフェクトガイド2で、ACSの穴をキレイに接着するワザを紹介していたので、それを勉強しなおして作業することにします。
そのワザですが、まず、穴よりも前の長さを測ります。5.5cmといったところ。
で、接着剤を5.5cmまでのところに塗る。
クルクル回しながら入れる。そして、立たせて、
倒れないようにマスキングテープで垂直に立てて時間を置いて待ちます。
つまり、第一段階で、ねじ山部を接着するということ。
通常のエポキシだと、パイプ内側に残ったエポキシがはがれず死亡というところなんですが、EP001だと剥げるので、問題なく作業できます。
リールシートの穴には、完璧に接着剤が付いていません。
で、このままだと、リールシートの後ろ側の接着がされてないので、後ろ側の接着をします。ミキシングカップにエポキシを入れて、混ぜて、
粘性を上げるためにアルコールランプをかけたんですが・・・・逆に粘性がたかくなってしもた・・・・。ロッドビルディング用のエポキシとは勝手が違うちや〜
で、リールシートのこの隙間にエポキシを充填します。
こんな感じ。
で、メタルパーツを入れて、
またこの状態でほっといて待ちます。
固まったらこんな感じです。ここでも5,6時間たったエポキシだったら、ペリペリとはがれるので、はみ出たエポキシを剥げるので作業が楽です。
で、結局、リールシートの穴を境に両端をエポキシで接着しているため、
穴には完璧に接着剤ははみ出ていません。
で、強度的に大丈夫なのかはこれから検証します。
で、
仮組み。ハッキリ言って。地味
だもんでいつものツートンにすることに。コルクをかませるので切る位置を決めて、切って削って、
で、リアもツートンにするべく、間にメタルパーツを入れようと試みるも、径がだいぶちがうくてNG。
で、最近気づいたんですが、切るときに、マスキングテープを一周させるだけで、ダイブ精度が出るのでこういった前処理することで、後の平坦だしの作業がダイブ楽になるのでやったほうが良いと思います。
計画的にはこんな感じw雷魚ロッドでこんだけ派手なんある!?ACSスタイリッシュ〜www
で、EP001でベタベタにはみ出た状態にしたんですが、こうしてしまうと、継ぎ目がぴったりあっているかどうかが分からない(手作業なので真っ直ぐ平坦に出来るのは至難の業で、コルクもエバも若干斜めになっています。このナナメ同士がぴったり合うようにすり合わせのようにしなきゃいけないんですが、EP001は白いので、境界が分からないため、作業がしにくいです。)ので、この使い方はちょっとイマイチかな〜なんて思いました。とはいえ、一般的なエポキシを使った場合、コルクにのこったのが絶対のかないので、どっちがいいんな?という感じなんですけどね。
で、5,6時間まって、まだフニャフニャする時点で、はみ出た接着剤を剥がしにかかります。まだゴム状なのではがすのは可能です。
※前にも書きましたが、完全硬化逝ってしまうと、コルクがはがれてしまうので、半日くらい寝かして完全硬化する前に作業するくらいがいいです。
で、はがしたは良いんですが、はがす段階で、コルクがかけてしまいました。エバは大丈夫なんですが、コルクが問題ですね〜・・・
で、コレがはみ出たEP001を取ったもの。グミみたいな感じなんですが、指でゴシゴシと丸めるようにして取るのがいいです。
で、完全硬化後はこんな感じ。はみ出たところが白くなっていて、見栄えはいいとはいえません。やはり旋盤で完璧にハシを平坦にしたほうが出来栄えがいいなぁ。嗚呼旋盤欲しい。
あとね、このリングのところなんじゃけどね、EP001、通常のエポキシにくらべてベタつきがあるきん、これが曲者。シッカリとはがしたつもりでも、ちょっとでものこっていたら、ベタつきを感じます。手垢が付いたらどうなるかわからんけど、なるべくゴシゴシしながらキレイにとりますが、完璧には取れません〜
で、リアグリップを組みます。とりあえず仮組みしますが、
最終的にはクランプで押し付けて平坦を出しますので、若干長いほうが良いです。
で、セパレート部分にマスキングテープでマーキング。
エポキシを中に入れて、わざと垂れさせて、満遍なくEVAの中に充填させます。
で、回しながらじっくりと入れて行きます。
が、これは失敗。
本来なら、パイプ下部を下に向けたままいれないけませんね〜
やないと、パイプ内部にエポキシが入ってしまい、掃除が大変です。ここにエポキシが入ると、最終的にバランサーがつきませんもん。
で、立てらせたまま乾燥させたいんですが、ズリ落ちるので、マスキングテープで落ちないようにして、
水平に立たせて一日待ちます。
続いてタコ糸巻きつけて、
EP001をつけたら、接着剤自体が白いので境目があっているか、あわせる時に分からないので、あらかじめマスキングテープでマーキングしておきます。これが1直線になるように接着すればいいとです。
で、クランプで両端を押し付けて、1日待ちます。
境目はカンペキw
が、バットエンドに接着剤がタレて固まり、コルクについてみっともないです。
だもんで、デザインナイフで接着剤のハジを切ったら、ペリペリとはがれましたw
良い感じですw
ハイ!完成!今まで組んだ中で一番キレイな出来です!やっぱ、EP001のほうがきれいにいくね!強度は後日テストということで!
毎度毎度、この完成した瞬間がなんともいえませんね〜w雷魚ロッドっぽくない派手さがたまらんとです!
で、今回は新兵器、ロッドフェルールワックスというものを買ってきました。
用途は、バットジョイント部に塗りこむと、奥まで突っ込めるようになるというもの。また、固着して抜けなくなるトラブルの防止にもなります。ワックスというか、ねちこいロウといった感じです。
しかし、効果はあんましです。奥の奥までは入りませんね〜。ねちこいので、ホコリとかゴミとかもくっつきやすくて、逆に抜けにくくなるんちゃう?とも思いました。カメヤマローソクとかでも代用できるんでない???という感じなんですが、とりあえずこのまま使ってみます。
フードナット付けてみても、ちょっと出ますね〜
でもとりあえず良い感じに完成ですw
で、このままじゃバランスが取れないので、ヘビーウェイトバーエンドを入れます。キツキツなので、ゴムを巻く余裕はなく、マスキングテープで代用しました。
しかしようやく完成w今まで作った中で一番きれいにいきました〜w
さて、各部の紹介とダメ出しの総まとめいこかいのw
トップガイドはMNSTの6。
で、残りはKWガイド7から12を9個、合計10個です。前回、KWを9個でやわすぎたので、10個に増やしました。ただし、通常の雷魚ロッドではやらないサイズ(市販雷魚ロッドは8→16)で、これがどう影響するかは使ってみてからの楽しみですwでも、やはりアラが結構あって、ところどころ隙間があるんですよね〜。これは市販ロッドでもちらほら見られるところですが、完璧にするのはなかなか難しいものです。また、ガイドをリサイクルする際にラッカーシンナーでドブヅケして、リング周りのエポキシがごっそり溶けたので強度が心配ですが、これも使ってみてからのお楽しみということで・・・・
で、
致命的だったのが、
ブランクにザックリ逝ったキズ。前回のガイドを外す際にデザインナイフでザックリいってしまいましたわ〜(涙)このあたりがリメイクのリスクちゅうもんです。
ちょうど中腹よりも若干下側の位置で、強い付加がかかる部分で、なんとも折れそうな位置です・・・・
ま、折れたら折れたでしょーがないんですけどね・・・・
とりあえず使いますです。
で、バットガイドには、3rd generationのデカール。最近よくやりますが、なかなかうまいこといくもんですwバットガイドのデカールはグッドですねw
で、今回初めて使ったのが、KDPSのフードナット。シャドウライズのリールシートが雷魚ロッドにしたら小径の17だから実現したわけなんですが、ここでも始めてのFD1チェックを入れました。マタギのワイドチェックなんですが、色が少ないのが難点ですね〜。紫のがよかったんですが、黒か銀しかありませんでした。より紫に近い黒をチョイス。
で、なんといっても今回のリメイクの目玉は、このACSのグラデーションパターンですね〜(^^)wwwエアブラシの「線」の技術を使ったワザwたまんねっすw
ただし、トリガーのフロント側のクリアが甘い。トリガー部分のクリア塗装では、よくこの部分が薄くなってしまいます。何回も繰り返したほうがよかったな〜
で、今回EP001の使用で今まで悩んでいた残渣のエポキシが処理できるようになり格段に出来栄えがよくなりましたwが、リールシート直後の部分は若干汚いな。ちょっとエポキシをナミナミにしすぎたかもしれ〜ん。塗って1日くらいのときは、べたついていましたが、3日くらいたつと、ベタツキはなくなりましたねw
あと、リールシート後のツートン部分は、エポキシをこそいだ時にコルクの目がかけてしまって、ちょっと汚くなっています。コルクパテで修復しようか・・・
リアグリップは完璧。100点です。
で、バランサー付けて、クリークのメインリールになるであろう、スピードマスターを組み合わせてみると完璧w操作性も良さそうで、開幕戦が楽しみですw
兎に角、長いことかかったけど、完成w
ロッドビルディング、やっぱりさいこ〜におもろいわ!
produced by fukusuke